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さて今回は何色にしようかなと、

諸々の綿糸仕様の打ち合わせへの出発直前まで

ぼんやりと頭の中でカラーパレットを広げつつ、

日頃から摂取していた老舗製菓企業M社のソレを

口の中で溶かしながら考えていたのが半年前。

気分転換にお酒や煙草を嗜むことなく、

何か賭け事や夜遊びに興じることもなく、

別に私はそれで全く構わないのですが

少し知人には心配される私にとっての大事な嗜好品。

あ… (まさかね。そんな安直なのはさ、いやいや)

っという間に移動時間が終わって

先方オフィスのドアを開けていた、そんな半年前。

気付いたら頭の中と机の上で、丸２つ。

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リバーシブルでシームやリブデザインを分けられる、

国内生産のしっかりとした質感のコットンニット。

土曜日から地下店頭では販売開始され、

性別年齢問わず多くのお客様にご好評をいただき

皆様本っ当にありがとうございます。

昨日は私も店頭に立っておりましたが、

やはり生の声と表情を賜りながら

店内がストロベリーとチョコ色のオセロ状態を

皆で楽しめる特殊な空間は最高でした。

今晩 22:00 には我々のオンラインストアからも

ご購入いただけますので併せてご覧いただき、

在庫の限りは引き続き店頭でもよろしくお願いいたします。

今まで生産した Black,Stone,Rust に続いて

トータルで5色目となった今回のニットですが、

一見としては全く同じニットの色違いの様で、

実は各所の寸法や処理と編み地の調整、

そしてそれぞれの糸仕様の変更などによる

マイナーチェンジを繰り返しております。

大手老舗菓子よろしく と申し上げると

ちょっとお調子良い聞こえですが、

飽きることなくその時々愛されたいですし、

回数重ねる度に少しずつ経験とレビューを得ることで

自分なりの上方修正をさせていただいてます。

今回に関しては従来よりも、

ネックを少しだけ高く細く変更した点や

袖周りとニット表面の質感などは、

着比べると違いを感じられるかと思います。

(ちなみにstrawberryはやや固めでchocolateはやや柔らかめ)

世界観にそこまで傾倒するつもりはない、

(そもそも自分があまり向いてない)

そんなプロダクト故に少し言葉数は多めですが、

実際に着用する側の解釈の自由度が高くありつつ

作り手側の主張もちゃんと含まれた

どこかほのかに”イビツ”なモノが”綺麗”に出来ていればな、

とは考えております。

本作においても今まで通り、

サイズ感に断言を迫られると

説明が難しい寸法のワンサイズ展開。

ほぼ同じ体型のお客様の感想を比較しても、

ある方は「意外とスッキリしてますね」

一方では「意外とユッタリしてますね」と。

163㎝56㎏男性でも、180㎝70㎏男性でも、イケる。

皆様の経験や趣向で感じ方が異なることを

普段のヴィンテージ服の販売時よりも色濃く、

主観でも会話でも感じております。

ホントに、自由に解釈をいただければと思います。

袖口に関しては”内側”に折っても

キープが出来るようになっておりますので、

小柄な方は是非ご活用くださいませ。

また、襟元を二つに折る際は

一般的なタートルネックと異なり

“内側”に折る様子が個人的には好きです。

でも店頭の佐藤は外折りを好んでいるようでして、

着用者によって解釈が異なる一例を

真横からも静かに感じております。

その日の朝に、お好きな様に。

私圏と私圏が交わる場所(public sphere)の、モノ。

PUBLIC SPHERE

Reversible Heavy Cotton Knit Sweater

color STRAWBERRY / CHOCOLATE

price ¥36300 (tax included)

よろしければお試しくださいませ。

阿部

MONK

東京都世田谷区北沢2−26−25 エクセレントビルB102

月曜〜金曜　14:00〜20:00

土日・祝日　13:00〜20:00

Instagram　@monk_vintage_archive

model. ZUKA / photo. ABE